伝統的でありながら、今までに無い新鮮さがある。
北欧的に見えて、ディテールはとても日本的な要素を感じる。
「見慣れた風景だけどいつもと違う心地よさ」をデザインしました
macaronソファーを見たのは、2010年グッドデザイン賞選考会場。
細くて丸い棒が均一に並んだやさしい後姿に
すぅっと引き寄せられたのを覚えています。
ありそうだけどない丸い棒が組み合わされたフレームは、
アームの上にのった背もたれの横木がデザインのポイントです。
座り心地のよさそうなクッションは
「ちょっとゆっくりしていきなよ」と手招きしてくる。
腰掛けてみると、程よい弾力があり、
身体をちゃんと支えてくれているのがわかります。
座面の高さが38cmあるので立ち座りもラク。
背面だけではなく、アームも脚も丸い棒を組合せてつくられているのが、
なんともいえない優しい雰囲気を醸し出しています。
丸い棒ばかりって、野暮ったくなってしまいそうだけど、
そうさせないのは日本を代表する
家具デザイナー村澤一晃の為せる技でしょうか。
フレームのメープル材は絹のような光沢を持ち、強靭な材質。
時を経るほどにおだやかな黄はだ色に変化します。
特有の木色を生むのが、まだらに点在するバークポケット(樹皮l痕)。
傷ついた身体を自ら癒した痕跡です。
美しい木目、バークポケットが生む自然のトーンをお楽しみください。
[サイズ]
幅 67cm 奥行 82cm 高さ 77cm 座面高さ 38cm
[クッション中身]
ダイメトロール,ウレタンフォーム,コイルスプリング
[張地]
布